ブログを書くということ(橋本)

いよいよ日付変わって11日より稽古開始である。
緊張感もあるが、とにかく千田さんの声で自分の台本がどのように発せられるのか。
それがまず楽しみだ。

それはさておき、ブログを書くペースが若干落ちてた。
これはまぁ、台本を書く事に集中出来ていた証拠である。
私がブログを長々と書くときは、大概、書きたいんだけど、なんか筆が乗らないときである。
文章を書くのも体を動かすのと同じで、アップが必要なときがある。
脳内でイメージができていても、それを文章にするのはやはり体だ。
私の場合は大概体で書いているという意識が強い。
体が動き始めれば、脳内のイメージもツルツルと体外へ出て行く感じである。
そんな準備運動的なものがブログなのである。
本日も私の準備運動にお付き合いいただきありがとうございます。

今日は美術のサカイさんが出演されていたPlantM「七面鳥は大雨に溺れる」を観せていただいた。
ウイングをああいう風に使う演出も面白かったし、何より空間がゆっくりと車内風景に変化していくギアの変化のスピードが気持ちよかった。
そんなサカイさんから、鮟鱇婦人の美術プランを頂いた。

台本見せてないけど。

サカイさんとの出会いは尼崎の「鉄鋼スベカラク」で美術をお願いしたときだ。
その時点で私はサカイさんの事をあまり存じ上げなかったが
鉄の美術をイメージしていたので、鉄を操ると言えばこの人!ということでご紹介いただいたのだ。
そんなサカイさんと初めて喫茶店に入って、はじめましてのご挨拶をした。
その時点でサカイさんは「まだやるとは言ってません」と強く念を押された。
「嗚呼、やっぱりプロはペーペーにはキツイなぁ」と美術をお願いすることを諦めかけつつも
とにかくこういうイメージ!という事を伝えた。
するとサカイさんはメモを取り出し、スラスラと絵を描き始めた。
「え?こんなん出来るんですか!めっちゃ格好いい!」と思って、これ面白いですね!と伝えた。
サカイさんは「なんかもうやることになってるみたいになってるけど」と、照れ笑いされた。
あ、この人笑うんだと思った。

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結局、その美術プランが殆ど採用されて、今までに無い尼崎の芝居が完成した。
完成したと言っても、サカイさんは本番中もどんどん美術増やしていたので、まだ完成はしていなかったのかもしれない。
とにかく、翻弄されるのが楽しかった。
そして翻弄されつつも、深い所で包み込んでくれるような感覚が、サカイさんの美術にはある。

今回は鉄ではなく「鮟鱇」である。
真逆のイメージといっても過言では無い。
でもどうやらサカイさんの中には既に、私も知らない「鮟鱇婦人」が存在しているらしい。

そして私は、その美術プランを携えて、台本のラストシーンにとりかかるのである。
またイメージが一つ膨らんで、弾けだした。

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