沈黙の稽古(橋本)

二回目の稽古を予定していたが、一回お休みし、台本をじっくりじっくり一人で読んでいただく時間に。
そういう私も再度台本を読み返しては笑ったり泣いたりしてお目出度い演出家に仕上がっているが、最終シーン(今回の場合はサゲか)がまだしっくりきていない。

「死神」という落語は、数々の噺家によって演じられている人気演目。
大きな特徴は、「サゲ」のパターンが噺家によって全く違うという事だ。

6代目圓生は怪談話よろしく、談志は思いもよらぬどんでん返しで、千原ジュニアはホー!そうきたか!と唸ってしまうような
そんな色々なサゲパターンが存在する「死神」
そのサゲをひと捻りふた捻りと捻りまくりたくなるのは「死神」を演じる人に必要な素養だろう。
私も書き手の端くれ。プライドもある。

ただ、演じるのは千田さんである。
例え私が「どうですかこのサゲ!誰も想像しませんよ!天才ですよ僕は!」とわけわからんもん持っていっても(わけわからん台本ではないですが)、演者がすんなり演じることのできないものほど気持ち悪いものもないのではないかと。
もちろん気持ち悪ければ稽古で解消していけば良いのだが、千田さんの初読の雰囲気から、あまり大きく変更する必要性も感じない。

今現在の「鮟鱇婦人」のサゲは、少し観客に委ねすぎなのではとも思う。
でも好きでもある。もう少しハッキリ語ってみても良いような。
うーむ。もう少し粘ってみよう。

雨が凄い。

腰が痛くて整体に行きたいのだが、何だか億劫である。
でもまぁ立ち上がらないと腰の痛みが取れることは無いので、一歩だけ立ち上がってみる。

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