東京記(橋本)

昨日東京から帰ってまいりました。

次回公演する「幽霊’」の原作であるイプセン(カバー写真を期間限定でイプセにしました。見張られている感じです)の「幽霊」がコクーンで上演されるとの事で、これは観ておかねばと。

往路の夜行バスでは一睡も出来ず(でも新しい台本のアイデアが1つ出ましたのでよかったと思う事にしました)6:00頃新宿着。

到着後漫画喫茶で寝るかと悩みながら新宿をウロウロ歩くが何だか勿体無い気がして、一度行ってみたかった代官山の蔦屋書店へ行って観ることに。

7:30到着

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デザイン関係の本を漁りつつ、ハンコを書いつつ(新調した名刺にポンポン教えていきますので、顔を見たら貰ってやってください。喜びます)
併設されているスタバで台本練り直し。

随分とシャープになってきたので行けると確信しつつも、11:30タイムアップで徒歩でコクーンへ。
恥ずかしながら初コクーン。

アンディ・ウォーホル展帰りの演出助手ニノさんと12:30合流。
同じくバスで眠れなかったらしく、眠そうだ。
30代の夜行バスは、もうだめなのかもしれない。

13:30開演。
原作の雰囲気なら金持ちの洋間というイメージな芝居なのですが、舞台美術は非常にシンプル真っ白。

基本1対1の会話で構成されている台本には殆ど直しは入っていないようで、冒頭から阿藤快と松岡芙優(あまちゃんでGMT47のリーダー演じてた子)の会話が勢いよく台詞が流れていく。

うーん。流れていってしまった。

稽古不足なのか?と疑ってしまう。
それとも広い劇場でシンプルな芝居をするとこうなってしまう危険性があるのか、など色々考えているうちに、物語はどんどん進む。

私は流石に原作を何度も読み返しているので物語は頭に完全に入っているからか、どうしても裏切りを欲してしまう。
妥当に、という言い方が良いのかはわからないが、良い意味での裏切りが無いので、つらつらと進んでしまう。
(ビジュアルイメージとか設定とかの演出面は、捻ってはりました)
中盤の騒動が起こり始めるシーンから、流石と唸る。
しかし、全体的な感想としては、なんだかなぁ、だった。

15:40頃、終演。
続いて、演出の森さんと出演の安蘭さん、吉見さん、忍成さん、そしてホリプロの制作の人司会でアフタートーク。

お話の内容から察するに、まだ模索しながらの本番であるようだった。
もしかしたら観た回があまり出来の良い回では無かったのかもしれない。

模索中の本番は終盤に向かっていく勢いが共有出来にくいから、ハマると針の穴を通っていく緊張感の連鎖の焦点が自然とあっていき最高な芝居になるなのだが、ハマらないと最悪という事はままある。

そんな感じだったのか、あとライトユーザー向けだったのかなと無理矢理腑に落とし、色々肝に命じて16:15頃コクーンを後にする。
パンフレットを買って読んでみると、色々情報が書かれていてありがたかった。

本来ならこの後大変お世話になっている野田さん千田さんが出演されている悪名を紀伊國屋で観ると息巻いていたのだが、完全に私の勘違いで27日から開演だった。
野田さんに謝りのご連絡。
本当にすいませんでした。
(そんな悪名は、東京は3月27日から、大阪では4月17日から開演します。皆様是非。私は大阪公演に行きます)

そんなこんなで、遊園地再生事業団「ヒネミの商人」を観る事に。

高円寺へ電車で移動後、17:10、喫茶店で宣伝美術の打合せ。

冷たい牛乳を頼むと、ニノさんの眉間に皺が寄った。
気にしない。

5パターン程提示していただいたのですが、どれも良い感じでウキウキ。
4月中旬にはお披露目出来そうです。
この方向で行って下さいと決めて、店を出る。

18:30。吉野家でツユダク牛丼を食べる。
生姜を沢山入れてみる。

食後、DFGの山本さんが、私が微睡みながら書いたメモ(写真参照)が読めないというツイートを解読したとのリプライ。

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「くさいもうふでねむる人生もある」

思い出した爽快感と、大した事書いてないという辱めを同時に受ける。

18:45分。二人ともレッドブルを飲む。

19:00「ヒネミの商人」開演。

こちらも初の劇場。最前列で観劇。
93年初演の再演で「ヒネミ」という小さい町で起こる、シェイクスピアの「ベニスの商人」を下敷きにした作品。
あり得そうでなさそうな不思議な会話なのに、何だかジワジワと引き寄せられて、引き離されて、引き戻されて気がつけばどっぷり。

大変面白かった!

のに、危うく寝そうになった。
単純に睡眠不足が祟った奴です。
不条理な会話が心地よいって不思議。
役者さん大変だろうなぁ、と観ながら思う。
それを好演されてるんだから、尚更凄い。

あと内容と全く関係ないが、遊園地再生事業団のこととか現代演劇の色々が書かれた本を数年前に貸したっきり返って来てないことを思い出してモヤモヤした。
誰に貸したがを覚えていないから、たちが悪い。
私の脳みその、たちが悪いのだ。

こちらも終演後アフタートーク。
作・演出の宮沢さんと出演者の中村ゆうじさん、宮川賢さんのお三方で、初演からこの作品に関わられていた面々。
芝居と全然関係ないシモの話が沢山で、大いに笑った。
あと、この芝居に出演する人がかかるヒネミ病(終演後の夜、脳みそがジンジンして何も考えられなくなる病というか、状態の事だそうだ)の話も、色々考えさせられた。
そんな事もあるんだな。
あの芝居ならあるかもしれないと何か納得。

その劇場で、大阪でもよくお会いする俳優の大石君と偶然出会う。
今は東京に滞在されている様で、新宿までの電車の中で芝居の話をする。別れ際、彼、会う度に顔が引き締まっていくなとぼんやり思う。

22:00に新宿に着いて、バス発車までニノさんとお疲れ様と軽く呑み。
稽古はじめまでの調整等をしていたら22:50で出発の時間。

ニノさんは名古屋行きなので、ココでお別れ。
ありがとうと背中に向けて念を発するが、発信側も受信側もヘロヘロで届かず。
23:20出発。
バス内で、また寝れないのかなと悶々としていたら、世界が真っ暗になって5:45には吹田に着いてた。
(何故大阪一歩手前の吹田で休憩を挟んだのだろうか)

7:00には家に到着。
イモリに餌をやって、自分にも餌をやって、手駒は揃った感じになったのでバリバリ書いては消し、区役所と職場に寄って家に戻って書いては消し、を続けて現在に至っております。

稽古開始は4月8日(火)18:00。
チケット発売は4月20日(日)です。

長々と失礼いたしました。
では、明日も設計図を書き続けます。

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