環境を変えるということ

大変遅くなりましたが、俳優設計で参加したCTT公演「惑星Xの王子さま」終了いたしました。
色々な方にありがとうございますですが、まぁやきもきすることもありますよ。
毎度毎度、素っ頓狂な事を言って私を困惑させる方というのはいますし、私も誰かに素っ頓狂な事を言って困惑させてるんだなぁとあっさり自分に返ってきて人を呪わば穴二つ。

8ヶ月、というのはやはり長い。週一で行ってきたことは様々でして、いずれアーカイブ化いたします。
では何が出来たか、と聞かれると、少し答えに窮する。
なにせ俳優が1年弱で全てが変わるわけないわけで、ただ武器を増やし、手に余る武器を選ぶところからはじまるわけで。
橋本色に変えても仕方がないわけで。
革命好きが、一番革命を遅らせる。

結果、を求められるのはまぁ分かるし、そりゃまぁそうなんですが、歳を取れば取るほど「いや今そこちゃうから」って言いたくなっちゃう。
純粋な観客には何を言っていただいても肥やしになるが、演劇先輩方が私に最近投げかけてくる疑問は、どれもこれも的を得ていないと思えてしまって。
きっと私もそう思われてるんですけど。ほらまた戻ってきた。

私はあの王子さまみたいに、登場人物みたいに、内容は違えど心底怒っている。
でも、怒ってても何もはじまらない、という事も、分かる。覚えた。
勝つ事ではなく超える事、を探っていきたい。
結果を求めて、自分が不遇だと感じて怒っている人は、なんだかつまんない。
私にしか分からない作品を作ってご満悦なんだろう。私も前はそうだった。

場所を作ることしかない。もう30越えたら、自分はなかなか変わらない。
環境を、場所を、ゆっくりと確実に変えていく。
誰にも気づかれない様に、変えていく。
俳優設計はそういう場所なのでした。
参加した人たちも、心の奥底で怒りながら、ゆっくり確実に変えていける人になってほしい。
そういう手筈は、伝えたはずです。

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